理事長ご挨拶
理事長 吉野 俊昭
当院は戦後いち早く先代院長吉野五郎が今治の地で内科医院を開業し、昭和22年9月に今治地域で終戦後2番目に開設を許可された病院であります。戦後の混乱期を乗り越えて当地域の内科専門病院として順調に発展してまいりました。昭和47年より先代院長の後を引き継ぎ順次増床を重ねながら地域医療の一翼を担ってまいりました。昭和56年に法人化し医療法人滴水会吉野病院になりました。
平成の初め頃より医療に介護が加わらないと患者様が安心して治療やその後の療養に専念できないと思い、介護に積極的に取り組んでまいりました。まず平成2年4月に 「介護老人保健施設 燧園」(入所定員100名、デイケア30名)を開設。続いて平成4年、今治市で最初の「在宅介護支援センター」と「ホームヘルプサービス事業」を市の委託により開始しました。 更に、平成6年に今治地域では最初の「訪問看護ステーション」を開設しました。
平成9年に社会福祉法人「悠々会」を設立し、「特別養護老人ホーム シルバーハウス吹揚」(入所定員60名、ショートステイ4名、デイサービス25名)「ケアハウス吹揚」(定員30名)が加わりました。
平成23年8月、吹揚小学校に隣接した「看護小規模多機能ひうち」(定員25名)「シルバーマンションひうち」(24室)を新設しました。 平成25年4月には在宅支援センターが「地域包括支援センター美須賀・立花」へと進化し、令和元年10月、廃校になった旧美須賀小学校を大改修して「高齢者向け住宅 よしの」(定員40名)を、令和3年3月には定期巡回・随時対応型訪問看護「ひうち」を開設しました。
吉野病院は90床ですが、一般病床20床・地域包括ケア病床27床と、今治市では最大の回復期リハビリテーション病棟43床で成り立っています。
病院とそれを取り巻く260床以上の介護施設に加え、数多くの居宅介護支援サービスを一体として提供できるネットワークができています。
21世紀の超高齢化社会を乗り切るために、保健・医療・福祉を総合的に包括したサービスの提供に真剣に取り組み地域のニーズに応えていきたいと願っています。